何気ない会話の中で、彼氏から「可愛いタイプではないよね」と言われた。その場では笑って流したものの、あとになって何度も思い出してしまう。
外見だけで自分の価値が決まるわけではないし、誰にでも可愛いと思われたいわけでもない。それでも、好きな相手にはいつでも「可愛い」と思っていてほしい。
「いい大人なのに、そんな一言が気になるなんて」と自分でも思うからこそ、傷ついたと言いづらい場合もあります。
この記事では、彼氏の言葉の何が引っかかっているのか、自分は彼氏からどんなふうに見られ、どんな言葉をかけられたいのかを考えます。
彼氏の言葉は、何を指していた?

まず確認したいのは、彼氏の言葉が何を指していたのかです。
「そういう言い方は可愛くない」「怒っている顔は可愛くない」と言われたのと、「可愛いタイプではない」「世間一般で見れば可愛い方ではない」と言われたのでは、話の中身が違います。
その言葉だけでは、冗談だったのか、けんかの勢いだったのか、以前から思っていたことなのかまでは分かりません。
「照れ隠しだった」「彼女だから気を許している」など、男性心理として語られる理由はいくつもあります。ただ、一般論だけで、目の前の彼氏が何を考えていたのかまでは決まりません。
意味が曖昧なまま残っているなら、「あのとき言っていたこと、どういう意味だった?」と本人に聞く方法もあります。話すことで、自分が受け取った意味とは違っていたと分かることもあるでしょう。
ただ、彼氏が何を言いたかったのかが分かっても、自分が傷ついた理由までなくなるとは限りません。
彼氏の言葉の何に引っかかっている?

「可愛くない」と言われたあと、それまで気にしていなかった顔のパーツや、写真に写った自分が気になることがあります。
ただ、傷ついた理由は、容姿を評価されたことだけとは限りません。「可愛い」という言葉を、顔立ちの評価だけでなく、好きな相手から向けられる好意として受け取っている人もいます。
誰にでも可愛いと思われたいわけではない。それでも、恋人には今も魅力を感じてもらえていると思いたかった。あるいは、冗談でも自分を下げるような言葉を向けてほしくなかった。そんな気持ちが含まれていることもあるでしょう。
一方で、「いい大人なのに、こんなことで傷つくなんて」と、自分の気持ちを小さく扱ってしまうこともあります。けれど、気になっているのが外見の評価なのか、好きな相手からの見られ方なのか、言葉そのものなのかでは、引っかかっている内容が違います。
好きな人から「かわいい」と言ってほしい気持ちについては、「かわいいと言われたい。好きな人からの言葉がほしいのは、なぜ?」も参考になります。
傷ついたことを伝えたあとの、彼氏の反応は?
彼氏の言葉が何を意味していたのかだけでなく、傷ついたことを伝えたあとの反応が気になる場合もあります。
「あんなに気にするとは思わなかった」「言い方がよくなかった」と受け止める人もいれば、「本当のことを言っただけ」「そのくらいで傷つくの?」と片づける人もいます。
ここで確かめたいのは、彼氏が本当は自分を可愛いと思っているかだけではありません。自分が嫌だったことを伝えたとき、その気持ちをどう扱われるのかも、二人の関係にかかわることです。
彼氏の考えていたことを聞き、自分が嫌だったことも伝えられたことで、最初ほど気にならなくなることもあるでしょう。反対に、傷ついたことを軽く扱われたり、同じような言葉を繰り返されたりすれば、最初の一言とは別の違和感が残ることもあります。
彼氏の本心を推測するだけでなく、実際に話したときにどんなやり取りになるのかも、今の二人の関係性を見る材料になります。
「可愛くない」と言われたら、別れた方がいい?

一度「可愛くない」と言われたことだけで、関係を続けるかどうかが決まるわけではありません。
今回の言葉は嫌だったけれど、それ以外では大切にされていると感じている。話したあとは自分なりに納得できた。そう受け止められる人もいます。
しかし、その言葉をきっかけに、彼氏といるときまで自分の見た目ばかり気にするようになったり、何か言われないように服やメイクを選んだりすることもあります。そんなときは、「彼氏は私を可愛いと思っているのか」だけではなく、この人といるときの自分が、どんなふうになっているかも見ておきたいところです。
「可愛くない」と言われたことから、「今も女性として魅力を感じてもらえているのかな」と不安になっている場合は、「彼氏に求められないのがつらい。女性として見られていない気がするときに考えたいこと」も参考になります。
恋人から頻繁に外見を褒めてほしいのか。褒める言葉はなくてもいいけれど、自分を下げるような言い方はされたくないのか。恋人同士の間で大切にしたい言葉や接し方は、人によって違います。
今回の一言をどのくらい重く受け止めるかも、自分が恋人との関係で何を大切にしたいかによって変わります。
傷ついたことを、「いい大人なのに」で片づけていない?
彼氏から言われた言葉がいつまでも気になると、「こんなことで傷つくなんて」と、自分のことをたしなめたくなることがあります。
けれど、気になっているのは、自分が客観的に可愛いかどうかだけではないのかもしれません。好きな相手からどう見られたいのか、どんな言葉をかけてほしくないのか。
「可愛くない」という一言が残っているなら、その理由を考えることは、これから彼氏とどんな関係でいたいのかを考えることにもつながります。
