彼氏や親しくなった相手とのお泊まりが決まった。楽しみな気持ちがあっても、メイクを落とした顔を見られることばかり気になってしまう。
「普段の顔との違いに驚かれたらどうしよう」
「朝起きたときの顔を見て、がっかりされるかもしれない」
「お風呂のあともメイクをしていたら、不自然に思われそう」
すっぴんを見せたくないと、お泊まりそのものよりも、当日のメイクやお風呂の順番、寝るタイミングをどうするかに意識が向くことがあります。
すっぴん風メイクや、相手より遅く寝て早く起きるといった方法で気持ちが楽になることもありますが、そもそも自分は、すっぴんの何を見られたくないのでしょうか。
この記事では、すっぴんを見せたくない気持ちの中に何があるのかを整理しながら、お泊まりで自分がどう過ごしたいのかを考えていきます。
すっぴんを見せたくないのは、顔そのものが気になるから?

すっぴんを見せたくない理由として、まず思い浮かびやすいのは、肌や顔立ちへの自信のなさです。
ニキビや毛穴、シミ、肌の色むらが気になる。眉毛や目元をメイクで大きく変えている。カラコンを外すと、いつもの印象とはかなり違うと感じている。
ただ、抵抗を感じているのは、顔そのものだけとは限りません。
普段から、メイクや髪型、服装まで整えた状態で人に会っているなら、すっぴんは「まだ人に会う準備ができていない状態」のように感じられることがあります。
相手からどう評価されるか以前に、整えていない姿を人前に出すこと自体が落ち着かない。メイクや身支度を終えた状態で会いたいのに、その前の姿まで見られることに抵抗がある人もいます。
「顔に自信がないから」とひとまとめにする前に、見た目のどこが気になるのか。それとも、整えていない自分を見せること自体が嫌なのかを分けてみると、抵抗の中身が見えやすくなります。
お泊まりで、どんな姿を見られたくない?
普段のデートなら、家で身支度を整えてから相手に会い、帰宅後に一人でメイクを落とせます。
一方、お泊まりでは、お風呂に入る、メイクを落とす、スキンケアをする、眠る、朝起きる、もう一度身支度をするといった時間まで、相手と同じ空間で過ごします。そのため、いつ、どのような状態の顔を見られるのかを、自分だけでは決めにくくなります。
気になるのは、メイクを落とした直後の顔だけとは限りません。寝起きのむくんだ顔や整っていない髪、洗面所で身支度をする姿など、普段なら一人で済ませている途中の状態まで見られる可能性があります。
すっぴんそのものよりも、まだ整えていない姿を見られることに戸惑っている場合もあります。
特に初めてのお泊まりでは、相手との距離が一気に近づくように感じることもあるでしょう。自分ではまだ見せる準備ができていないのに、お泊まりをする以上、すっぴんを見せることが前提になるように思えてしまうのです。
肌や顔の状態そのものを見られたくない
ニキビや毛穴、シミなどの肌の状態が気になる。眉毛や目元のメイクを落とした顔や、カラコンを外した顔を見られたくない。
この場合は、すっぴんの中でも、特定の部分やメイクを落としたあとの顔が気になっています。
普段との違いを、相手にどう思われるかが気になる
「いつもの顔と違う」と思われたくない。驚いた顔や、微妙な反応を見るのが怖い。冗談でも「別人みたい」と言われたくない。
素顔そのものよりも、相手がその違いをどう受け取るかに不安を感じている場合もあります。
整える前の姿や、身支度の途中を見られたくない
髪が乱れた姿まで見られたくない。相手の目の前でメイクやスキンケアをしたくない。整えていない状態で長い時間を過ごすのが落ち着かない。
この場合、気になっているのは顔だけではありません。普段なら一人で済ませている、身支度の途中まで見られることに抵抗があります。
「何を見られたくない」のかは、この中の一つだけが当てはまるとは限りません。
肌の状態が気になる一方で、相手の反応を目の前で見ることにも不安がある。メイク後との差はそれほど大きくないと思っていても、寝起きの顔には抵抗がある。いくつかの気持ちが重なっていることもあります。
さらに考えてみたいのは、すっぴんを見た相手にどう思われることが怖いのかです。
すっぴんを見た相手に、どう思われるのが怖い?

すっぴんを見せる前から、「引かれるかもしれない」「がっかりされそう」と、相手の反応を想像してしまうことがあります。
ただ、実際に相手がどう感じるかは、見せる前には分かりません。
「男性はすっぴんが好き」「彼氏なら、彼女のすっぴんを見ても気にしない」といった一般論も、自分の相手にそのまま当てはまるとは限りません。反対に、「メイク後との差が大きいと冷められる」と決まっているわけでもありません。
それでも相手の反応が気になるのは、すっぴんを見られることを、単に顔を見られること以上の問題として受け取っているからかもしれません。
これまで「かわいい」と思われていたのは、メイクをしていたからだと思われるのが怖い。すっぴんを見たあと、女性としての魅力まで下がったように思われたくない。これまでと同じように接してもらえるのかが気になる。
同じ「がっかりされたくない」という不安でも、その中身は少しずつ違います。
驚いた顔をされたくないのか。見た目について何か言われたくないのか。メイクをした顔と比べられることが怖いのか。すっぴんを見たあとも、恋人として変わらず接してほしいのか。
過去に見た目について何か言われた経験があるなら、また似た反応をされるのではないかと身構えることもあります。そうした経験がなくても、まだ起きていない場面を繰り返し想像してしまう人もいるでしょう。
相手がどう思うかを先に知ることはできません。一方で、「見た目について冗談を言われたくない」「メイクをした顔と比べないでほしい」「できれば普段と変わらず接してほしい」と、自分が相手に求めていることを整理することはできます。
すっぴんだけが「本当の顔」?
すっぴんについては、「素の自分」「ありのままの姿」と表現されることがあります。
そのため、すっぴんを見せられないと、自分を偽っているように感じたり、相手に本当の自分を見せられていないと思ったりすることもあるかもしれません。
けれど、メイクをした顔が、すっぴんとは別の「偽物」になるわけではありません。
どのようなメイクをするのか、髪をどう整えるのか、どんな服を着るのか。自分で選んでつくった姿も、普段の自分の一部です。すっぴんを見せたくないことが、必ずしも自分を隠していることや、相手を信頼していないことを意味するとは限りません。
親しくなっても、できるだけ整えた姿で会いたい人もいます。家族や恋人の前でも、身支度をしてから顔を合わせたい人もいるでしょう。
反対に、すっぴんを見せられるようになることで、毎回隠す負担が減り、相手と過ごしやすくなる人もいます。
どちらが親密な関係として正しいというよりも、「自分は相手にどのような姿を見せたいのか」「どこまでなら安心して見せられるのか」が違うのです。
お泊まりでは、見せるか隠すかの二択しかない?

お泊まりですっぴんを見せたくないからといって、完全に見せるか、一晩中隠し通すかの二択で考える必要はありません。
たとえば、相手に「まだ完全なすっぴんを見せるのは少し緊張する」と伝える方法があります。
理由を詳しく説明したくなければ、「お風呂のあとは、一人で身支度したい」「朝の準備が終わるまで、洗面所を使わせてほしい」と、具体的な希望だけを伝えることもできます。
メイクを落としたあとも、眉毛や肌など、気になる部分だけは整えておきたい人もいます。その場合は、就寝前にも使えるアイテムを活用する方法があります。
照明を少し暗くする、朝の身支度に必要な時間をあらかじめ伝える、相手がお風呂に入っている間にスキンケアを済ませるなど、見られる状態やタイミングを調整する方法もあります。
すっぴんへの不安が大きく、お泊まりの時間をほとんど楽しめそうにないなら、今回は泊まらずに帰ることも選択肢のひとつです。
「すっぴんを隠すのは良いか、悪いか」だけで考えるより、自分がどのくらいの状態なら落ち着いて相手と過ごせるのかを基準にすると、方法を選びやすくなります。
親しい相手には、いつかすっぴんを見せるべき?
「付き合っているなら、すっぴんを見せるのは普通」
「結婚したら隠せないのだから、早めに見せた方がいい」
「素顔を見せられないのは、相手を信頼していないから」
こうした考え方を目にすることもあります。
すっぴんを隠すために毎回緊張したり、相手より早く起きたりすることが負担になっているなら、今後も同じ方法を続けたいのか、少し負担を減らしたいのかを考える場面が出てくるでしょう。
ただ、親しい相手にどこまで自分を見せたいかは、人によって違います。素顔を見せることだけが、信頼や親密さの証になるわけではありません。
すっぴんを見せても平気になりたいのか。できれば今後も見せたくないのか。見せること自体は構わないけれど、初めてのお泊まりではまだ抵抗があるのか。どれに近いかによって、今必要なことも変わります。
まだ見せたくないのに、「恋人なら見せるべきだから」と無理をすると、お泊まりの時間そのものが負担になることがあります。
反対に、隠し続けることに疲れているのに、「きれいな状態だけを見せなければ」と考えているなら、すべてを一度に見せるのではなく、負担の少ないところから変えていく方法もあります。
いつか見せるかどうかを今すぐ決めるよりも、今の自分はどのような状態なら抵抗が少ないのかを考える方が、次のお泊まりでの過ごし方につなげやすくなります。
お泊まりで、自分はどんなふうに過ごしたい?
すっぴんを見せたくないと感じたとき、最初に問題に見えるのは、自分の顔や肌です。
けれど、ここまで整理してきたように、その中には、メイクを落とした顔への不安だけでなく、相手の反応への怖さや、身支度の途中を見られる落ち着かなさ、関係が急に近づくことへの戸惑いが含まれている場合もあります。
また、すっぴんを隠すこと自体よりも、そのためにお風呂や寝る時間を調整し続けることに疲れている人もいます。
何に一番困っているのかが分かると、お泊まりで取り入れたい工夫も具体的になります。
気になる部分だけを整えたいのか。一人で身支度をする時間がほしいのか。見た目について何も言わず、普段どおりに接してほしいのか。それとも、すっぴんを見ても女性として変わらず接してほしいのか。
すっぴんを平気で見せられるようになることだけが、目指す状態とは限りません。
自分がどのような姿までなら見せられるのか。相手にどのように受け止めてほしいのか。どのくらいの距離なら落ち着いて一緒に過ごせるのか。
そこが少し分かるだけでも、次のお泊まりをどうしたいかは考えやすくなります。
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