もう会わない方がいい。次に誘われても断ろう。そう思っていたのに、連絡が来ると嬉しくなって返信してしまう。会えば楽しくて、相手とのセックスも嫌いではないから、「今回だけ」とまた関係を持ってしまう。
セフレをやめたいと思っていても、相手のことを嫌いになったわけではなければ、すぐに離れられるとは限りません。長く会ってきた相手なら、身体の関係だけでなく、会話や食事、一緒に過ごしてきた時間までなくなるように感じることもあります。
一方で、「このまま続けたくない」という気持ちも残っている。そんなときは、やめられない自分を責めるより、今の関係の何を終わらせたいのかを確かめる方が、その後を考えやすくなります。この記事では、何が離れづらさにつながっているのかを見ながら、自分に合う終わらせ方を考えます。
セフレをやめたいのに、関係が続くのはなぜ?

「やめたいなら、もう会わなければいい」と考えると簡単に見えます。けれど、実際の関係は、身体だけで続いているとは限りません。
気兼ねなく連絡ができて、会った時も気を使わずに話せる。食事や映画にも行く。身体の相性がよく、ほかの人とはできないことも楽しめる。恋人ではなくても、連絡が来ることや次に会う予定があることが日常の一部になっている。
こうした時間まで含めて付き合ってきたなら、「セフレをやめる」と「その人とのつながりをなくす」は同じことではありません。終わらせたい部分があっても、残したいものまで一緒になくなると思うと、離れづらくなることがあります。
また、「いつか今とは違う関係になれるかもしれない」という期待が残っている場合もあります。ただ、セフレをやめたい人がみな恋人になりたいわけではありません。
恋愛感情はないけれど、相手の都合に合わせて会うことに疲れた。別の相手と恋愛を始めたい。周囲には言えない関係を持ち続けたくない。以前は楽しめていたけれど、最近は会ったあとにしんどさが残る。やめたいと思う理由は、人によって違います。
それでも関係が続いているなら、やめたい理由とは別に、今の関係の中にまだ手放したくないものがあるのかもしれません。
「セフレをやめたい」は、何をやめたい?
関係を終わらせる方法を考える前に、もう少し具体的にしたいのが、「何をやめたいのか」です。
たとえば、
- セックスをすることをやめたい
- 二人きりで会うことをやめたい
- 相手から連絡が来るたびに、予定を合わせるのをやめたい
- 「恋人になるかもしれない」と期待しながら待つのをやめたい
- 相手の恋愛やほかの異性の存在を気にし続けるのをやめたい
- 周囲に言えない関係を続けるのをやめたい
どれも「セフレをやめたい」という気持ちに含まれますが、何を終わらせたいかによって、その後の相手との関わり方も変わります。
長年の友達や仕事でのやり取りがあって、相手とのつながり自体をなくしたいわけではない人もいるでしょう。その場合は、「もう一切関わらない」と決めなくても、身体の関係だけを終える、二人きりでは会わない、必要な連絡だけにするといった形も考えられます。
反対に、会うとまた身体の関係に戻ってしまう、相手から連絡が来るたびに期待してしまうという場合は、友達としてつながりを残すこと自体が負担になることもあります。
身体の関係だけを終えたいのか、二人で会うこともやめたいのか、連絡をとることもやめたいのか。そこが具体的になると、自分が相手とこれからどう関わりたいのかも考えやすくなります。
関係を終わらせるなら、「会わない」以外に何を決める?

セフレをやめようと思ったとき、思いつきやすいのは、会わない、連絡を取らない、連絡手段を断つといった方法です。
相手と接する機会がなくなれば、これまでと同じ関係には戻りにくくなります。ただ、同じ職場にいる、共通の友達がいる、もともと長年の友人だったなど、相手とのつながりをすべて断つことが難しい場合もあります。
相手とのつながりをすべて断つのが難しいなら、関係のどこまでを終わらせるのかを考えておくとよいでしょう。
身体の関係を終えたいことを伝える
今後も顔を合わせる可能性があるなら、「もうセックスはしない」「これからは身体の関係を持たない」と、自分が変えたいことを言葉にする方法があります。
理由をすべて伝える必要はありません。「今の関係を続けたくない」と、自分の希望を伝えることもできます。
これまでセックスをしてきたことや、次に会う約束があることが、これからも身体の関係を続ける前提になるわけではありません。関係を変えたいのであれば、「身体の関係はここで終わりにしたい」と、自分の意思を相手に言葉で伝えることも大切です。
二人で会う場面を減らす
友達としてのつながりを残したいなら、いきなり関係を断つのではなく、二人きりでは会わず、共通の友人を含めて会う形へ変える方法もあります。
ただ、友達として会うたびに以前の関係へ戻りたくなるなら、この方法が自分に合うとは限りません。
「友達として残したい」のは、本当に友人関係を続けたいからなのか。それとも、完全に会えなくなることが怖くて、少しでもつながりを残したいからなのか。その違いも、距離を決める材料になります。
連絡の取り方を変える
自分からは連絡しないと決めても、相手から誘われると断れないことがあります。
そういう場合は、通知を切る、SNSを見ない、必要がなければ連絡先を非表示にするなど、すぐに反応しなくて済む状態をつくる方法もあります。ブロックするかどうかは、二人の関係によって違います。完全に切る方が負担を減らせる人もいれば、仕事や友人関係の都合で連絡手段を残しておきたい人もいるでしょう。
「セフレをやめる=必ずブロック」と考えるより、次に誘われたとき、今までと同じ流れへ戻らないために何を変えたいかを決める方が、自分の状況に合わせやすくなります。
好きな気持ちが残っていても、関係は終えられる?

セフレをやめたいと思う理由のひとつに、相手を好きになったことがある場合もあります。
最初は身体の関係だけでよかったのに、雑談のようなLINEを送ったり、セックスをしない予定も立てたいと思うようになった。そうなると、以前は気にならなかった「恋人ではない」という関係が、つらく感じられることもあります。
好きだから会いたい気持ちはある。それでも、恋人ではないまま身体の関係を続けるのはしんどい。そんな両方の気持ちがあっても不思議ではありません。
相手を嫌いになるまで待たなければ、関係を終えられないわけでもありません。好きな気持ちが残っていても、「今の関係は続けたくない」と思うなら、相手を嫌いになるまで待つ必要はありません。
相手に気持ちを伝えたいのか、恋人になりたいのか、それとも離れたいのかを考えたいときは、「セフレを好きになった。相手との関係をこれからどうしたい?」も参考にしてみてください。
やめたあと、寂しくなるのは会いたいから?
定期的に会っていた相手と会わなくなると、これまで会っていた時間がぽっかり空くことがあります。寝る前に連絡を取っていたなら、その時間が空くこともあります。
そこで寂しさを感じると、「やっぱりこの人が必要だった」「やめなければよかった」と思うこともあるでしょう。
ただ、「寂しい」の中身は、何を失ったと感じているかによって違います。会話がなくなったことが寂しいのか。身体に触れられる時間がなくなったことなのか。次に会える予定がなくなったことなのか。それとも、相手に会いたいのか。
寂しさを感じたからといって、以前と同じセフレ関係に戻りたいとは限りません。何がなくなったことを寂しく感じているのかが違えば、これから求めるものも変わります。
セフレをやめるのに、「正しい理由」は必要?
セフレという関係そのものを、必ず悪いものと考える必要はありません。お互いがその距離を望み、今の関係に納得しているなら、周囲のイメージだけを理由に終える必要もないでしょう。
一方で、以前は心地よかった関係でも、自分の気持ちや生活が変われば、「今までと同じではいたくない」と感じることがあります。身体の関係だけを終えることもあれば、会うことや連絡を取ることまでやめたい場合もあります。
次に相手から連絡が来たら、うれしいと思うかもしれません。会いたい気持ちも残っているかもしれません。それでも、一度「この関係をもう続けたくない」と感じたことも、自分の気持ちのひとつです。
「会いたい」と「やめたい」のどちらかに決めるより、まずは「私はこの関係の何を終わらせたいのか」「今の関係の何を変えたいのか」を自分に聞いてみる。
セフレをやめたいと思ったときは、そこを考えることが、今の自分に合う終わらせ方の手がかりになります。
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