会っている間は、楽しい。二人でいる時間も、身体を重ねることも嫌ではない。それなのに、一人になると急に寂しくなる。
次に会う予定は決まっていない。普段はほとんど連絡を取らず、やり取りするのは会う約束をするときだけ。「セフレだから」と思っていても、寂しさだけは消せないことがあります。
そんなとき、「セフレなんて作るんじゃなかった」「本当は恋人になりたいのかも」と考える人もいるでしょう。ただ、「寂しい」という一言だけでは、今の関係の何がつらいのかまでは決まりません。この記事では、セフレとの関係でいつ寂しさを感じるのかを確かめながら、自分が相手との間にどんな時間や距離を求めているのかを考えていきます。
セフレがいても寂しいのは、どんなとき?

一口に「セフレがいて寂しい」といっても、その気持ちが出てくる場面は人によって違います。
誰かに会いたくなったときに寂しいのか。二人で過ごしている最中にも何か足りないのか。それとも、会って楽しく過ごしたあとに、一人へ戻ることがつらいのか。まずは、寂しさが強くなるタイミングを振り返ってみます。
会う前から、一人でいることが寂しい
仕事を終えて家に帰った夜や、予定のない休日に、誰かと一緒にいたくなる。話したいというより、人の身体に触れたい、抱きしめられたい、セックスがしたいと思うこともあります。
そうした時間にセフレへ連絡し、会っている間は気持ちが落ち着くなら、求めているものの中に性的な接触や人のぬくもりが含まれているのでしょう。
ただ、会うたびに寂しさが消えるとは限りません。身体を重ねることで満たされる部分と、それでは埋まらない部分が同時にある人もいます。
一緒にいても、どこか寂しい
会えばセックスはするけれど、その前後にゆっくり話す時間はほとんどない。食事や外出はせず、用事が終わればそのまま解散する。
身体の関係そのものは嫌ではなくても、「もう少し話したかった」と思ったり、セックスが終わったら急いで帰られて、置いて行かれたように感じることもあります。
この場合、求めているのはセックスの回数を増やすことではなく、一緒にいる時間の過ごし方かもしれません。身体を重ねるだけでなく、会話をしたい、抱きしめられたまま少し休みたいなど、同じ相手と別の過ごし方も求めている可能性があります。
会ったあと、一人になると寂しい
会っている間は楽しかったのに、帰り道や帰宅後、一人になった途端に寂しくなることがあります。次にいつ会えるのか分からず、その後はまた連絡を取らない日が続くと、ついさっきまで一緒にいた時間との落差を大きく感じることもあるでしょう。
だからといって、その日の時間が楽しくなかったと考える必要はありません。会えてうれしかったことと、別れたあとに寂しくなったことは、どちらもそのときに感じた気持ちです。
ここで考えてみたいのは、別れたあとに「何がなくなって寂しく感じたのか」です。身体に触れあっていたことなのか、話をしていたことなのか、それとも相手と共有していた時間がいったん途切れることなのか。
寂しさが生まれたところをたどると、今の関係で「もう少しほしい」と思っているものを考えやすくなります。
寂しいと感じるのは、恋人になりたいから?
セフレとの関係で寂しさを感じると、「身体だけの関係が辛いのかも」「本当は付き合いたいのかもしれない」と考えることがあります。
実際に、相手を好きになり、恋人になりたい気持ちが出てくる人もいるでしょう。しかし、寂しいからといって、必ずしも恋愛関係を望んでいるとは限りません。
毎日連絡を取りたいわけではない。休日をいつも一緒に過ごしたいわけでも、将来を約束したいわけでもない。それでも、会う約束以外にも少し話したい。会ったあとに短いやり取りがほしい。セックスだけでなく、一緒に食事をしたり、ゆっくり触れ合ったりする時間もほしい。
そう感じているなら、恋人になりたいというより、今よりもう少し相手との関わりを増やしたいのかもしれません。
反対に、相手がほかの人と恋愛することを考えると苦しい、自分を恋人として選んでほしい、セックス以外の日常も共有したいという気持ちが強くなっているなら、セフレになった頃とは相手への思いが変わっている可能性もあります。
ただ、「寂しい」と感じたことだけで、相手を好きなのか、恋人になりたいのかまで決めることはできません。相手への気持ちそのものが変わっているように感じる場合は、「セフレを好きになった。相手との関係をこれからどうしたい?」も参考にしてみてください。
セフレとの関係で、何が足りないと感じている?

「寂しい」をもう少し具体的な言葉にすると、今の関係で気になっていることも変わります。
セックスそのものには満足しているけれど、終わったあとすぐ離れるのが寂しい。身体に触れられるだけでなく、もっと会話をしたい。次に会う予定が決まっていると落ち着く。自分から連絡したときだけではなく、相手からも連絡がほしい。
あるいは、会っている時間を増やしたいのではなく、「この関係がいつ終わってもおかしくない」と感じることが気になっている人もいるでしょう。
今の関係をどう感じるかは、自分が相手に何を求めているかによっても変わります。
誰かに触れられる時間を特に求めているなら、恋人やセフレという関係性よりも、どんな触れ合いがほしいのかが大切になります。その部分は、「人肌が恋しいとは? 恋人がほしいだけではない気持ちを整理する」の記事で詳しく扱っています。
一方で、自分がほしいものが「相手からも会いたいと思ってもらうこと」「セックス以外でも関わること」「恋人として選ばれること」なら、身体の関係だけを続けていても、自分がほしい関わり方にはならないことがあります。
今の関係で、何を変えたい?

セフレとの関係に寂しさがあるからといって、「続ける」「やめる」の二択だけで考える必要はありません。
会う頻度は今のままでいいけれど、会ったあとにもう少し話す時間がほしい。セックスだけでなく食事もしてみたい。次の約束を決めてから別れたい。反対に、これ以上気持ちが大きくなる前に、会う回数を減らしたいと感じる人もいます。
今の関係で「もう少しこうだったら」と思うことがあるなら、その気持ちを相手に伝える方法もあります。今より連絡を取りたい、一緒に過ごす時間を増やしたいと伝えることが、すぐに「恋人になりたい」という意味になるわけではありません。
「セフレだから、これ以上は求めない方がいい」と自分だけで決めるのではなく、自分が望んでいることを伝えたとき、相手はどう受け止めるのか。その反応も、これからの関係を考える材料になります。
今の関係で残したいものは何か。変えたいところはどこか。相手との希望が違ったとき、それでも今の関係を続けたいと思うのか。そこまで考えると、自分がこの関係をどうしたいのかも、少し具体的になります。
寂しさが残るとき、自分はどんな関係を求めている?
会っている間は楽しいのに、帰宅して一人になると寂しい。そんなことが続くと、「この関係を続けていていいのかな」と迷うことがあります。
ただ、寂しさの中にある気持ちは一つではありません。
身体に触れられる時間がもっとほしいのか。セックス以外にも一緒に過ごしたいのか。会っていない時間にもつながりを感じたいのか。それとも、その人との関係自体を今より深めたいのか。
「セフレ」という関係であることだけでは、自分に合っているかどうかは決まりません。会っているときに嬉しいと感じることと、別れたあとに寂しくなること。その両方を振り返ると、今の自分が相手とどんな関わり方をしたいのかを考えやすくなります。
