数ヵ月前に初めて女性用風俗を使ってみた。そして、同じセラピストを何度か指名している。気付けば予約の日が楽しみになり、帰宅してからも施術や言われた言葉を思い返すようになった。
もしかして、私、この人のことが好きなのかも。そう気づく。
でも、相手は女風のセラピスト。優しくしてくれたことも、嬉しいと感じた言葉も接客だと思うと、「この気持ちは勘違い?」「相手も少しは特別に思ってくれている?」と気になることもあるでしょう。
この記事では、女風のセラピストを好きになったとき、自分はその人との関係に何を望んでいるのか、接客の中で分かることと分からないことを整理しながら、これからどんな距離でいたいのかを考えます。
セラピストに感じた好意を、まずはどう捉える?
女風というサービスで出会ったことと、その人に好意を抱くようになったことは、分けて考えられます。
会話が楽しかった。触れられる時間が心地よかった。以前話したことを覚えていてくれた。一緒にいると緊張せずに過ごせた。そんな時間を重ねるうちに、「また予約したい」だけではなく、「この人自身が好きなのかもしれない」と感じるようになることもあります。
そこで「相手は仕事なのだから、自分が好意をもつのは勘違い」と片づけてしまうと、自分がその人の何に惹かれているのかも見えにくくなります。
一方で、自分が相手を好きだと感じていることと、相手も同じように自分を好きでいることは別です。
まずは「相手も私を好きなのか」を確かめようとする前に、自分の中にどんな気持ちが生まれているのかを見ていきます。
「好き」の先で、自分は何を望んでいる?

セラピストを好きになったと感じても、その先に望んでいることは一つではありません。
次の予約が楽しみで、これからも定期的に会いたい。自分のことを覚えていてほしい。たくさんいる利用者の一人ではなく、少し特別に思ってほしい。予約した時間以外にも会いたい。プライベートでの姿も知りたい。あるいは、サービス上の関係ではなく、恋人として付き合いたいと思っていることもあります。
これらは「ここからが恋愛感情」と線引きするものではなく、いくつかが重なっている場合もあります。ただし、「会いたい」と「仕事の外でも関わりたい」では、求めている関係が違います。
予約して会える時間が好きなのであれば、今の関係の中でその時間を楽しみたいのかもしれません。料金を払って会うこと自体が引っかかるようになったなら、求めているのは次の予約だけではなく、サービスの外でも続く関係なのかもしれません。
「好き」という言葉だけで考えるより、この人とどうなれたらうれしいのかまで見ていくと、自分の気持ちが向かっている先も分かりやすくなります。
「会いたい」「特別に思ってほしい」という気持ちが、恋愛感情なのか自分でも分からない場合は、「恋愛感情がわからない。『好き』なのか迷うとき、自分の気持ちを整理する」でも、「好き」と感じることについて深掘りしています。

優しさや親密な言葉から、相手の気持ちは分かる?

女風では、店舗やコースによって、会話や食事、外出、デートのような時間、マッサージやスキンシップなど、さまざまな過ごし方があります。その時間の中での言葉や態度だけから、仕事を離れたところでの恋愛感情まで確かめることはできません。
だからといって、「仕事なのだから全部嘘だった」と考える必要もありません。仕事として目の前の利用者に丁寧に向き合うことと、そこで過ごした時間が自分にとってうれしかったことは両立します。
ここで分けて考えたいのは、「実際に相手がしてくれたこと」と「そこから自分が想像している相手の気持ち」です。
たとえば、ノートやスマホのメモに、「実際にあったこと」と「そこから自分が想像したこと」を分けて書いてみる方法があります。もらったメッセージを一度見返し、「相手が実際に書いていた言葉」と「その言葉から自分が想像した意味」を分けてみてもいいでしょう。
「優しい言葉をかけてもらった」は実際にあったことでも、「私だけを特別に思っている」は、そこから自分が想像していることかもしれません。反対に、「接客だから全部嘘だった」と決めることも、実際に分かっていることとは別です。
これを考えるのは、気持ちを否定したり、無理やり冷静になるためではありません。書き出してみることで、自分が相手の言葉や態度に何を期待し、その人とどんな関係になりたいと思っているのかも見えやすくなります。
女風のセラピストと付き合うことはできる?
セラピストを好きになると、「お客さんと付き合うことはある?」「彼女になれる可能性は?」と気になることもあります。
セラピストという仕事をしていることだけで、恋愛関係になれる・なれないと一律に決めることはできません。
ただ、今の二人は利用者とセラピストとして出会い、サービスを通して会っている関係です。個人的な連絡先の交換や、予約を通さずに会うことを禁止している店舗もあるため、利用している店舗のルールも確認しておきたいところです。
そして、恋愛関係へ変わるには、自分がそう望んでいるだけではなく、相手にも同じ意思が必要です。
「付き合える可能性があるか」を知りたくなることと、「自分は本当に今の関係を恋愛関係へ変えたいのか」も、同じではありません。仕事の外でも会いたいのか。恋人として相手の日常に入りたいのか。それとも、今の関係だからこそ安心して過ごせている部分もあるのか。
「付き合える?」への答えを探すときには、その先で自分が何を望んでいるのかも一緒に見ておきたいところです。
「好き」を自覚してから、利用することが引っかかるようになった?

セラピストを好きになったからといって、必ず今の関係がつらくなるわけではありません。また会えることが楽しみで、利用者とセラピストという関係にも納得しているなら、その状態で楽しんでいる人もいるでしょう。
一方、以前は気にならなかったことが、「好き」を自覚してから引っかかるようになることもあります。
ほかの利用者にも同じように接していることが気になる。会いたいと思うほど予約を増やしたくなるけれど、お金の使い方としては負担が大きい。SNSの投稿やツイキャスなどのライブ配信を見ながら、自分への態度と比べてしまう。会っている時間よりも、「私のことをどう思っているのか」を考える時間のほうが増えてきた。
どれも「ガチ恋だから」でまとめることはできますが、実際に引っかかっていることは同じではありません。
会える時間が限られていることなのか。ほかの利用者の存在なのか。料金を介して会う関係なのか。サービスの外では相手との関係が続かないことなのか。
何が気になるのかを見ると、自分が今の関係に何を求め始めているのかも掴めるようになるでしょう。
相手の反応やほかの利用者の存在が気になり、好きでいること自体が苦しくなっている場合は、「ガチ恋がつらい。推しを好きすぎて苦しくなるのはなぜ?」でも、好きな相手との距離や反応が気になってつらくなるときの気持ちを扱っています。

女風を利用したあとに残る気持ちや、お金・利用頻度との付き合い方については、「女風を利用して後悔することはある? 自分に合う選択肢か考えるために」も参考にしてみてください。

「好きになった」の先で、どんな関係を望んでいる?
数ヵ月前は、予約の日が楽しみで、帰宅してからも一緒に過ごした時間を思い返していた。それが今では、「相手も私を特別に思っている?」「付き合える可能性はある?」と、相手の気持ちや二人のこれからが気になっている。
そんなとき、「これは本当に恋なのか」「相手は私をどう思っているのか」だけを考えていても、自分が何を求めているのかは見えにくいことがあります。
セラピストを好きになったからといって、その気持ちを諦めるか、利用者とセラピストという今の関係を変えるかの二択で考える必要はありません。
次の予約が取れたら、それだけでうれしいのか。それとも、予約して会う関係では足りないと感じるのか。まずはそこを自分に問いかけてみると、今の関係で大切にしたいことと、変えたいと感じていることが見えてきます。
